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『東京湾のシーバスミノーイング』

現在私がよく行くポイントとして、東京湾の干潟があげられる。なぜかといわれれば、答えは「単純に、数が釣れる」からだ。 初めて、干潟を狙った時は、わずか時間足らずで70〜80cmクラスが数10本と物凄い爆発激の開幕だった。 それは、釣り人が集中していないことや当時大きな群れの入った年だったなど、好条件がそろった事も影響していたのだろう。 しかし、やはり年々その釣果は緩やかであるが、下降線に向かいつつある。(これは、私だけでなくここに通うアングラーのほとんどが実感していることだろう)魚が減った?魚がスレた?ルアーが合っていない?など、釣り人特有の「スランプ症候群」が発生してきている人もかなりいるようだ。 現在、このような状況の中で、干潟のシーバスに限って確実に釣果を出していく方法があるとしたら、しかも、特別な事をするわけでもなく、ルアー本来のポテンシャルを引き出すだけで、今以上釣れるとしたら、それを試す価値はあるのではないだろうか? それが、あるのだ。 干潟、シャローミノーのデッドスローリトリーブ。この定番ともいえる釣法でさらに釣果が上げられるのだ。

まずは、干潟での釣り方を簡単に説明しよう。 干潟とは、砂地で形成され海を浄化する効果がある。 砂浜ではない。砂地だ。そこは、水深が浅く、多くのプランクトンが生息し、カニや小魚、貝、エビなど数多くの生物が生息している。 当然それを餌にしているシーバスなどの魚が集まる仕組みとなっている。 この干潟は、陸地から海へと続いているのだが、干潮となる時間にはその砂地の部分が完全に陸地化して、海までの距離も長いところでは、5〜10kmにも及ぶのだ。 当然、この状況では、、干潟を仕事場としている漁師の乗る船は、行き来が出来なくなる。 そこで干潟には、漁師が海に出るための船の通り道「船道」があるのだ。 干潮時でも陸から海まで船を往来できるようにと砂を掘り、その掘った船道に周りの砂が落ちないようにと、船道の両脇には、鉄板の矢板を打ち込んであるのだ。 要するに、干潮時に干潟の中に水路ができるというわけだ。この水路がこの干潟の変化。そして最も代表となるポイントなのである。
この船道をどう攻略するのか?
それは、満〜干潮の時合いであれば、干潮に向かって干潟の上にある海水はこの船道を通り海へと下っていく。(川のように海に向かって潮が流れる) 逆に、干〜満潮へ向かう時合いであれば、「じわり、じわり」潮が満ちてくる。 両方の時合いで、釣る事ができる。 この2パターンの違いは何か? それは、潮流のスピードだ。当然、干潮に向かう方が早い。 そして、満潮に向かうときは遅い。引きと押し(重力の法則) ヒントは、この潮流にあるのだ。 水の流れを受けて小魚の様に泳ぐのが、ルアーだ。(水の流れが無ければ、リールで巻いて流れを作る)
潮流とルアーの関係?
ルアーとは、ラインと結ばれて生命が吹き込まれる! ということは、ルアーとロッドの間を結ぶライン(糸)の張り、 ルアーを、生かすも殺すもロッド次第! これが答えだ。 サビキ釣りや胴付き仕掛けでの釣りをした事は、あるだろうか? 糸を「ピン」と張ったときと、オモリが着底して「フワッ」と糸がふけたとき、 どちらが当たりが多いだろうか?私の経験上では、後者だ。 糸がふけ、サビキの針や、エビの着いた針が潮になじんだときに、当たりは集中する。
では、ルアーの釣りで潮流に対して、微妙にラインの張りをコントロールするとすれば、 それは、ロッドの仕事なのだ。 潮の流れに逆らわず、微妙な流れの変化にルアーを泳がせる為の遊動は、 ロッドの硬さにあるのではないか?と考えたのだ。 潮の流れが速いエリアや時間また、遅いエリアや時間でも、 このロッドの硬さによって釣果に差が出て居るのだが、 特に流れの緩やかなエリアや時間では、恐ろしいほど釣果に差が出ることが、 数年前からのテスト釣行で確実となってきた。
結論から言おう。
「現行のシーバスロッドでは、硬すぎる!」 これが、答えだ。(すでに、気着いているコアなアングラーも居るだろう) では、現在私が多用しているタックルシステムを紹介しよう。

ロッド
UFMウエダ:スーパースティンガーSSS-72si
JACKSON:スーパーレインボーSR6F-762

リール
SHIMANO:98ステラ4000
SHIMANO:02ステラAR2500

ライン
バークレー:ファイヤーライン8LB、16LB

ルアー
DUO:タイドミノースリム120
DAIWA:ショアラインR50
HUMP:グース125F
F-TEC:エスフォー110
アムズ:コモモ125

実は、この2本のロッドはトラウトロッドなのだ。 しかも、7cm前後の小さく軽いミノーを使う為のロッド。 大潮時や流れの強いエリアでは、スーパーレインボー。 中・小潮で流れの弱い時は、スーパースティンガー。 と使い分けている。ティップの張りが違うのだ。(ソフトとハード) もちろん、スタンダードなシーバスタックルでも 十分に実績の出せるルアーだ。 しかし、同じルアーを使い同じリーリングスピードで流し、シーバスロッドのなかでも ベストセラーのロッドを使っているアングラーの 8倍の当たりと釣果を出しているとすれば? これは、腕よりもルアー本来のポテンシャルをひぎだし、 「セレクティブになったシーバスに対して捕食のスイッチを入れられる 即効性のある攻略法」となっていると確信している。
釣れない?居ない?のではなく、バイトに持ち込めないのだ。 店頭に並ぶ、ベストセラーのシーバスロッド8.6〜9.0フィートのライトアクション と、リバー、レイクモデルのトラウトロッド7.6フィートのティップ、ベリー、バッド のトルクを比べて見て欲しい。どれだけ違うのか?
これが、結論として釣果に差が出るタックルシステムだ。 これは、あくまでも東京湾の干潟での釣行より得たデータで、 大型河川の河口やサーフなどでは、私自身数多く所有するシーバスロッドから チョイスして使っている。もしかしたら、他のロケーションでもよりナチュラルにそして違和感を与えず、騙された事気づかせない そんな釣り方が、まだまだあるはずだ。もう一度、自分のタックルを 見直して見てはいかがだろうか?



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